特定調停というのは、借金の返済に困っている人が利用できる、専用の調停手続きのことです。
・簡易裁判所で行う手続きで、債権者と話し合って、無理なく返済していける方法を見つけるものです。話し合いには、「裁判官」と、民間人から選ばれた「調停委員」と呼ばれる人に加わってもらいます。
・利息をカットしてもらい、3年くらいの分割払いになることが多いです。利息を払いすぎていたときには、その分を減額してもらえます。
・一般には公開されないので、プライバシーが守られます。
・財産を処分する必要はありません。そのため、家や自動車、預貯金などをそのままにできます。
・あくまで話し合いですので、話し合いがまとまらないこともあります。 ・話し合いがまとまると、「調停調書」というものが作られます。調停調書には、判決と同じ効力があります。
