債務整理をすると、信用情報機関に記録されます。任意整理をしたときにも例外ではありません。

・信用情報機関とは、個人の借金などの信用情報を記録し、会員となっている企業に情報を提供している組織です。債務整理をすると、「事故情報」が記録されます。「事故情報」とは、長期の延滞など、信用に問題があるという情報です。事故情報が記録されていると、お金を借りることや、クレジットカードの利用などが難しくなります。事故情報は、ブラックリストと呼ばれることもあります。

・自己破産や個人再生については、法的な手続きであるため、事故情報が記録されることは理解しやすいと思います。任意整理は、話し合いで返済の負担を軽くするだけですが、約束した支払いができなくなったことは同じであり、事故情報が記録されることになります。

・事故情報が登録されるのは、債務整理をした場合だけではありません。例えば、「61日以上」支払いが遅れただけでも、事故情報が記録される可能性があります。

・事故情報は、一定期間が経過すると抹消されます。信用情報機関や事故の内容によって違いがありますが、任意整理では、基本的に完済から5年とされています。そのため、早く債務整理を始めることで、事故情報を早く消すことができます。

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